Program北上川/東北地方、メコン川/東南アジアをフィールドとした
世界の水問題解決のための取り組み
1年次は全員が同じプログラムを、2年次は2つに分かれて、3年次は希望者が、それぞれ学校設定科目「GS課題研究Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、総合的な探究の時間」という授業の中で実施する。
1年次ではBook Review & Recommend、模擬国連活動、北上川フィールドワーク、探究実践という4つの活動を通して探究するための基礎を学ぶ。2・3年次では、1年次で得た知識を基に、主にカンボジア・ベトナムで水に関する困難を抱えた人々に関する国際支援活動を行うグループと、研修旅行先である台湾、シンガポールなどの水問題とその解決策について調査するグループに分かれて活動する。
本プログラムの特徴は「高校生が行う本気の国際支援活動」である点であり、具体的には、高校2年生が10名程度カンボジアやベトナムの農村・漁村を訪問し、通訳だけを介して各家庭で聞き取り調査をしながら、現地住民の抱える問題の本質を探り、一緒に解決方法を試行錯誤しながら探っていく。活動の成果は各種学会で発表するとともに、近隣の小中学校への啓蒙活動も行う。
同時に令和3年度から導入された国際バカロレアの「学習の方法」、「指導の方法」を、課題研究の指導にどのように取り入れることができるかについても研究する。
*リエントリー
グッドプラクティスの普及・横展開を目的に、3年間の助成終了となったプログラムの一部をリエントリー採択として新たな助成を行うもの。