Programデジタル教材づくり参加型教養教育プログラム
~高校生向け「情報」用アニメ教材シリーズの制作~
本プログラムは、「高校で新たに必修化された『情報Ⅰ』の教育に寄与するアニメ教材を制作する」という明確なゴールを定め、参加学生たちが教育現場へのヒアリング調査、教科書調査、シナリオ制作、キャラクターデザイン等を行いながら、若年層が理解しやすいアニメ教材を制作する。
高校の教育現場では情報の教員不足が指摘されており、他教科の教員が兼任している実態がある。また、「情報Ⅰ」にはプログラミング等の技術系の内容のみならず、知的財産やデザインといった専門性の高いテーマが盛り込まれており、教員による幅広い対応には困難が予想される。
そこで、特に実務的知見が求められる「知的財産」「情報モラル」「サイバー犯罪」「情報デザイン」等のテーマについて、本学の教養教育の特色を活かしたアニメ教材を開発し、教育現場の方々を支援するとともに高校生の情報活用能力の向上に寄与する。
学生が自ら教材制作に関わり、調査・ディスカッション・制作・広報を通じて、「現代の高校生に求められる知識とは?」「高校生が意欲的に学べる動画とは?」「大学で学んだ自分と高校生との違いは?」など、正解のない問いについて考え、若年層向け情報教育の在り方を再考する。