Program「WAJI活（輪島活性化プロジェクト）」特別編未来に向けて輪島を創造しよう
～輪高生（りんこうせい）による街づくりプロジェクト（街プロ）～
令和６年能登半島地震により、輪島市では多くの家屋が倒壊し、道路も亀裂や陥没により寸断された。輪島塗の店や工房の多くが損壊し、観光名所である朝市も大規模火災により焼失、さらに海底隆起により漁業も大きな打撃を受けた。このような厳しい現実を直視したうえでその中に希望を見出し、現実と希望の間のギャップを課題として捉えてその解決に向けた探究活動を行うことで、実際に未来の輪島を創造していく担い手を育成することを目標とするプログラムである。
本校では2009年からふるさと探究に取り組んできた実績がある。2020年に「総合的な探究の時間」がスタートするにあたってそのさらなる充実をはかり、「WAJI活（輪島活性化プロジェクト）」と名づけて、輪島の「今」と「未来」を見つめて各自が設定した課題に基づいたグループ探究活動を行ってきた。本年度からはこれまでの取組をいかし、未来の「街づくり」に特化した形での活動を行う。
「大変」を「大きく変わるチャンス」と捉え、生徒達を「被災地の可哀想な高校生」から「今と未来のために積極的に行動できる力強い高校生」に変えて、実際にふるさと創生を担う人材として育てる取組にしたい。
