カテゴリー 42024年採択

公立大学法人 埼玉県立大学

対象者数 300名 | 助成額 135.9万円

https://www.spu.ac.jp/

Program多層的・分野横断的な批判的対話実践プログラム
-教員・SA・学生の協働で知を織り上げる-

 本プログラムは、学生が多様な視点から自身を取り巻く「正解のない問い」に取り組めるようになることを目指す、発展的教養教育である。ひとつの話題に対して複数の教員が学生の前で議論して見せ、それに倣って学生自らが議論することで、他者との対話および協力関係を形成に必要な実践的能力を習得する機会を提供していく。

 教員間での対話・議論を組み込む狙いは、意見の相違をふまえた相互批判や合意形成のやり方を教員が学生の前で実演してみせ、あるべき対話の姿を明示することにある。さらにSAが関わることで、学生の対話の倣いをサポートします。

 具体的には、一つのテーマにつき、①教員による短い講義、②別領域の教員からの批判と応答、③学生グループワーク、④グループの意見発表と教員のリプライを1サイクルとする学習プロセスを授業内で2~3回繰り返す、という仕方で進めます。このようにして、人間に関わる様々な課題を、科学的・普遍的観点から、社会的存在や個としての人間という多様な次元にわたって考えていく。

 また将来的には異文化理解・異文化共生に関わる科目にも本プログラムを適用し、個人からローカルな社会的関わりを経て、よりグローバルな広がりを持つ課題を取り上げていく。

一覧に戻る