Program異分野対話型リベラルアーツ教育の構築~知的創造の場の創出と体験~
これからの技術者を取り巻く社会的課題を発見し、解決できる能力を身に付けるための異分野対話型リベラルアーツ教育を実践する授業、「リベラルアーツ入門」を2024年4月から開講する。本授業は、異なる分野を専門とする複数の教員が同時に授業に参加し実施するもので、毎回異なる教員が1人ずつ登壇するオムニバス形式の授業とは全く異なるものである。本プログラムの特徴は文理融合の様々な視点が提供される授業において、教員と学生、学生同士、教員同士の対話によって新しい発想が創出されることである。対象は1年次学生(入学定員80名)で、4クラスを開講し、ジェンダーや文化の本質など、1つの正解がない多様な問題を扱う。学生は、本授業を通してアカデミックライティングなどの自分の考えをアウトプットする技術も学ぶ。
本学は高等専門学校卒業生を3年次編入生として多く受け入れていることから(入学定員360名)、3年次にもリベラルアーツ科目を多く配置している。本プログラムは、まず1年次対象の「リベラルアーツ入門」を有効で意義あるものとすることを目指し、次に、そのエッセンスを3年次開講科目に活かして本学のリベラルアーツ教育全体の再構築に繋げることを目指す。