第2回 オンラインセミナー「理系ブロッサム」RIKEI BLOSSOM 開催レポート

2023年12月16日に、理系の女子高校生を対象にしたオンラインセミナー「RIKEIブロッサム」を開催しました。理系学部に進む女子生徒が少ないと言われて久しい中、理系女子を応援するために開催しているセミナーの第2回目になります。「理系の大学ではどのようなことを学べるの?」「会社でどんな仕事に就けるのかイメージが付かない…」。こうした進学の悩みを解消し、将来のキャリアを具体的に描いてもらうことを目的としたセミナーです。今回は全国から83人の高校生の方に参加いただきました。

01 社会人と大学生に、質問や疑問をぶつけてみよう!

 今回は、理系学部出身の三菱グループ各社で働く若手女性社員(企業名は下記参照)と理系を選択した大学・大学院生の皆さん、それぞれ33人に協力いただきました。Zoomのブレイクアウトルームで社員・大学生1人ずつと高校生2~3人のグループに分かれて対話を開始!

 まずは社員から、高校や大学でどんなことを学んできたのか、今はどんな仕事をしているのか、その仕事を選んだ理由、大事にしてきた信念、これからどのようなことに挑戦したいのか、といったことについてプレゼンした後に、高校生と対話していきました。「これまでの経験を仕事にどう活かしているのか」「理系の大学院に行くメリットは?」といった質問から、「理系を選んだけどやりたい職業が見つからない」「自信を持つにはどうしたらいいのか」「部活と勉強が両立できない」という自分自身の悩みまで、さまざまな話題が出ました。緊張して質問がなかなか出ない高校生には、社員や大学生のほうから「理系の仕事と聞いてイメージするものは何かある?」「得意科目は?」等々聞くことで、緊張がほぐれてだんだん場が和やかな雰囲気に。1回30分のセッションはあっという間に過ぎ、話の途中でブレイクアウトルームが終了してしまい、悔しい表情で全体に戻ってきたグループがいくつもありました。

協力企業:AGC、キリンホールディングス、キリンビール、日本郵船、ニコン、三菱化工機、三菱ガス化学、三菱ケミカル、三菱商事、三菱地所設計、三菱自動車工業、三菱重工、三菱製鋼、三菱倉庫、三菱総合研究所、三菱電機、三菱マテリアル、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、明治安田生命保険(順不同)

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02 同世代の皆はどう思った? 全体で感想を共有

 違うグループで3回対話を実施し、対話が終わった後に「印象に残ったこと」について、高校生の皆さんに手を挙げてもらい、感想を話してもらいました。「理系に進んだからといって理系の職業にしか就けないというわけじゃないとわかった。そのことで悩んでいたので聞けて良かった」「『実際に仕事をしてみると意外と自分に向いていた、ということもあるので、向き不向きは気にせずにどんどん挑戦していけばいい』ということが分かった」「高校で詰め込んだ知識は大学でも役に立つ一方で、『何でなのかな?』という疑問を持つことも大事という話が勉強になった」「一見関わりのないようなことであっても、イノベーションのきっかけになるかもしれないというお話があった。私は関わりがないと思ったことは、シャットダウンしてしまうところがあったが、その中に、自分のキャリアにつながることがあるかもしれないと思った。自分の考えを見つめ直す良いきっかけとなった」など、高校生の皆さんが3回の対話で得たものが大きかったことが伝わってきました。中には「こういう場でどんどん発言できる皆がすごいと思った。皆に背中を押されて今日は自分も行動的になれた」「最初は知らない人同士で話すので緊張していたけど、皆さんの質問や意見を聞くと、自分にはない考えなどもあって驚かされたり、気づかされることがあった。学年もばらばらで、学校ではできない貴重な経験ができたと思う」など、お互いにいい影響を与え合ったと話してくれる高校生もいました。

 約3時間という長丁場でしたが、下のアンケート結果にもあるように、多くの高校生の皆さんに将来の可能性を拓くヒントやきっかけを持ち帰ってもらえたセミナーとなりました。

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アンケート結果

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RIKEIブロッサムに参加した感想をお聞かせください!

参加してくださった皆さんに、本セミナーについてのアンケートをとらせていただきました。参加者83名の内48名の方から、熱いコメントを頂きましたので紹介いたします。

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Q1. RIKEIブロッサム全体の評価を5点満点で教えてください。
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グラフ

Q2. RIKEIブロッサムの感想を教えてください。
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  • 企業の方とお話する機会は貴重なので、進路選択においてとてもありがたい経験だった。また、企業の方が親身に質問に答えてくださって安心したし、勉強になった。
  • 構成や進行も素晴らしく充実していた。ただお話を聞くだけではなく、それについて少人数グループで質問できる環境が良かったし、毎回違う方と出会えることが嬉しかった。対面開催だとさらに楽しいだろうと思う。
  • 理系という言葉を聞いた時に思いつく職種だけでなく、将来の仕事を考えた時に思いつかないような、でも私達の暮らしを支えてくれているような仕事をしている方にも多くお話を聞けたので、進路の選択肢が広げられたという面で良かった。講師の方も皆私たちに親身に寄り添って話をして、最後にはアドバイスまでしてくださった。初対面かつZoomだったが、壁をあまり感じず、人生の先輩である講師の方にお話を聞くことができた。
  • 大学での研究内容に直結した職種でなくても、理系の論理的思考を活かした就職先があると知り、将来の選択肢が広がった。また、他の高校生や大学生とも対話する中で自分にはなかった視点も取り入れることができた。全体の雰囲気も終始和やかで、聞きたいことを何でも相談できる環境だったと思う。この機会を提供してくださったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいだ。

Q3. RIKEIブロッサムへの参加を、後輩に薦めたいと思いますか?
薦めたいと思った方はその理由を教えてください。
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  • 高校生のうちに、たくさんの方と関わり深く意見共有することは、今後の人生設計の上で大切な礎となるから。また、今回得たものが、何か大きな決断を前にした未来の自分の背を押してくれると確信しているから。
  • 理系について、全国の理 系の高校生や大学生、講師の方とお話しできるのはこの「RIKEIブロッサム」だけだと思うから。なりたい仕事が決まっていない人はもちろん、決まっている人でも参加することで視野を広げたり、考えを深めたりすることができる貴重なプログラムだと思う。
  • まだまだ自分の世界は狭いんだなと気付かされ、視野が広がるので、より良い将来の選択にとても役立つと思うから。
  • 理系で進学した時の研究以外の道を具体的に知ることができ、自分の将来について想像がつきやすくなったから。
  • 全国の同年代の人たちと将来について話し合える場はなかなかないと思うから。社会人になってからの理系の女性はどういう仕事をしているのか知るいい機会だから。
  • 終わったあとに「学びがあった」と思えたから。
  • 全国の理系を志望している高校生と交わることができるのはいい事だと思う。
  • 今回のように自分が聞きたいことを好きなだけ聞ける機会はあまりないから。また進路選択をする上で今回のように社会で活躍しているもののあまり知られていないお仕事の詳細や社会の中での役割を知り、自分の中で進路を考える際の選択肢が広げられるようなお話を聞ける機会はあまりないから。

その他のコメント
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  • 理系の視野を広げることのできる、とても貴重な体験ができた。自分と同じ理系選択の高校生や大学生、講師の方と話し、勇気が湧くと同時に頑張らなきゃという気持ちにもなった。とても楽しかった。参加してよかった!ありがとうございました!
  • イベント全体を通して、得られるものがとても多かった。理系の進路についてだけでなく、自分から積極的に発言してみることで、とても緊張するけどその分記憶に残ることもわかった。これからも少し自信がなくても発言してみることを大切にしたいと思った。
  • 地方に住んでいると、なかなかこのような話を聞く機会がないので、とても新鮮だった。
  • 今回のイベントで理系に進んだとしても将来研究職だけしかない!などと勘違いしていたのがわかった。理系に進んでも海外と交わることができたりすることも知れたので有意義な時間になった!

三菱グループのオフィシャルサイトでも
「RIKEIブロッサム」を紹介しています。
詳細は https://www.mitsubishi.com/ja/report/vol03.html

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